KORG DS-10をもうちょっと遊んでみようと。
これわかりましたよ。
SONGモードは飾りです。半端に凝り性の人のためのオマケでしかありません。
つまり「作品」を作り込みたい場合は、こんなもの使わないでちゃんとしたソフトシンセ使えってことですよ。
確かにウチにもReasonあるから、きちんと楽曲制作したいならそっち使った方がいいよね。
じゃあどれがメインとなるモードなのかというと、「パターン選択画面」です。
ええ、メインメニュー画面じゃありません。
前回のエントリで小節ごとのパターン切り替えが出来ないって書いたけど、LOCKモードにしておけばいいだけだったのね。
いかに自分がマニュアルを読んでないかがわかりますな。逆に言えばマニュアルを読まなくとも使えるってことだけども。
そして、曲の展開に合わせてリアルタイムにパターンを切り替えるのが正しい演奏方法ではないのかと。
その為の素材となるパターンを予め作っておく必要があるけど、基本となるものだけいくつか作っておいて、他にも欲しくなったら演奏中にリアルタイムにアレンジしていけばいい。
これはつまり、楽曲を打ち込むワークステーション的なツールではなく、シーケンスパターンを任意に再生することでリアルタイム演奏を行う、一つの立派な楽器ってことですよ。
RB-338はワークステーション的というか、ワークステーションに組み込んで使うタイプのツールだったのに対し、DS-10はElectribeの血を引いたライブ楽器としてのポジションにいるのね。
と、好意的に解釈してみたものの、だとするとUIをもう少し練り込んでくれてもよかったのにと。
例えば、テンポを決定する方法が+/-に1ステップずつのInc/Decしかないとか。
外部機器と同期が出来ないのだから、BPMカウンタ的にタップ出来るとか、せめてスライダーを用意してアナログ的な調整が出来るようにして欲しかった。
またパターン選択画面で演奏を行なってると、細かい調整をするために各モードに飛ぼうと思っても、一度メインメニューを経由しないといけないのがちょっと手間取る。
UIデザインに修正を加える必要があるかも知れないけど、パターン選択画面を独立させて片方の画面をパターン選択に固定化させることが出来るだけでもぐっと使いやすくなるだろうに。
これシンセのエンジンだけはコルグが作っているのだけど、UIや他の部分は別の会社が担当しているらしい。
なるほどね。
うん、頑張ってるのはわかるんだけど、コルグはもっとユーザー側に立って開発するのよ。
新製品の意見を聞くためだけに色々なミュージシャンと契約して、その意見を元に開発するの。
それが楽器として使いやすい製品となり、ミュージシャン側もコルグ製品を信頼してファンになり、また新製品開発の際には貢献したくなるという環境が出来上がってる。
このDS-10のUIは、機能とエンジンを合理的に整理して詰め込んであるという点では評価出来る。
でも、それが楽器として使いやすいかというと、もう一頑張り欲しかったというところ。
なんか、来年あたりにでもDS-20とかいってバージョンアップ版が出そうだなぁ。
コルグはバージョンアップ版なんて出さないけどね。
出すとしたらシリーズ製品でも機能が違ったりして、単純バージョンアップ製品なんて出さない。
ヤマハなら絶対出す。
KORG DS-10の企画発売元はコルグではないので、やっぱり出る可能性高いなぁ。
これが売れたから、味をしめて今度はRoland製品をモチーフにといったシリーズ物も出すかもだし。
さて、明日はリズム天国ゴールドか。
最近ずっとDSだなぁ・・・。