iPodの新しいゲーム、「Phase」がリリースされました。
先月に出た新世代iPodだけでなく、自分の持ってる第5世代にも対応してくれたのが嬉しい限り。
どこぞの国産メーカーみたいに型落ちになったからっていきなり切り捨てたりしないAppleが大好き。
んで、今回のゲームは、待ちに待った音ゲーなわけです。
以前にも音楽と融合したゲームって触れ込みで「musika」ってのが出たけど、これは出てきた文字がその時にかかってる曲名に含まれるかどうかってのをYes/Noで当てるだけでゲーム性は著しく低く、どちらかというとiPod用のビジュアライザって感じだった。
それはそれで価値はあるのかもだけど、ただそれだけの為に余計に電池を食うのは実用的ではないし。
でも今回のPhaseは、いわゆるビーマニタイプのリズムに合わせてボタンを叩いていくもの。
これのすごいところは、iTunesに登録してあるどんな曲でもゲームに使えるという点。
今までのゲームはiPodでスタンドアロンで動作していたのだけど、今回のPhaseで既存曲のリズム解析をiPodで行うのは処理能力の問題で非現実的なので、一度専用のプレイリストに登録されたものをPCのiTunes側で予め解析する。
つまり、iTunesのバージョンアップでPhaseのための機能がわざわざ追加されたってことなんだよね。
以前にも書いたと思うけど、使わない機能が存在するってのは気持ち悪いので、早速Phaseを購入。
まあ、ゲーム用には作られていないiPodの入力デバイスはちょっともどかしいけども、それを補うかのように判定タイミングは激甘なので、それなりに楽しめる。
ただリズムは解析していても、曲の構造までは認識していないようで、微妙に展開とずれたマーク配置は気になるところ。
しかし何よりも、自分の好きな曲のリズムに乗って楽しめるってのは、今までのどんな音ゲーでも味わえなかった面白さだよ。
自分のように音楽の趣味が一般的日本人からずれてるような人間は、自分の好きな音楽で音ゲーが楽しめるなんて考えられなかったもの。
たまに自分でも知ってる曲が使われたりしていても、それは本当に希なケースだったり、自分の直球ストライクな趣味ではなかったりしたんだけど、Phaseではどんな曲でも使えるため、本当に自分の好きな曲だけを集めて楽しめる。
とりあえず、ギターヒーロー3に入る予定曲のiTunesに登録してある分だけでも放り込んでみた。
すげー楽しい!
メイデンのThe Number Of The Beastなんて、最初のナレーションにまでリズムを認識されて、セリフに合わせてマークが出てくるのは笑った。
まあギター演奏的なものとは全然違うけど、これで満足しちゃってギターヒーロー3は買わなくてもいいかなーとか思ったり思わなかったり。