Miki's mental world Blog edition

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2007年10月

 まあ初音ミクなわけです。
 これを特集に持ってきて表紙に据え、体験版を収録したDTMマガジンは、3日で全国の書店から消滅したそうな。
 自分は発売日に買ったけども。
 つか、いつもは別にDTMマガジン買うの何とも思わないのに、初音ミクが表紙にいると恥ずかしかったよ。
 ヨドバシで買えばそうでもないんだろうけど、今回は行きつけの楽器屋で買ったし。
 というわけで、今まで忙しくて開いてもいなかった雑誌からDVDを取り出し、週末のオモチャにとインストールしてみる。
 VOCALOIDはかなり昔にMEIKOを入れてたけど、一度HDDがクラッシュしてから面倒で入れてなくて、それ以来久しぶり。

 普段は音楽制作で遊ぶにはReasonのみで適当にリズムやシンセなどを並べるだけで大抵のことは出来てたんだけど、これに初音ミクを合わせたり、既存曲をカラオケにして歌を乗せたりするには、ホスト役になるDAWも立ち上げないといけない。
 VOCALOIDは都合の良いことにReWire対応なので、これまた都合の良いことにReWireの元祖のCubaseがウチには入ってる。
 でもこう音をまとめるためだけにCubaseってのも大げさすぎるよなぁ。
 ウチのはバージョンの古いSXだから、新しいの買っちゃおうかなぁ。
 つかReWireさえ対応してればフリーウェアでいいんだけど。
 それに今時CubaseよりProToolsの時代でしょ。
 いっそのこと、低価格版のProTools LE狙いでサウンドユニットを新調してみるか?

 話がそれたけど、VOCALOIDのReWire対応はなんかおかしい。
 一応ホスト側にはReWireデバイスとして普通に認識されるけど、どうやら相互リンクが上手く行ってるわけではないらしく、VOCALOID側で編集を加える度に手動でReWireボタンなるものを押して同期を取らないといけない。
 そしてそのボタンを押してすぐにCubaseに切り替えたりすると、CubaseのタスクとしてVOCALOIDという名前の死んだ窓が残り、それを繰り返す度にその窓が増殖していく。
 これってバグ?それともウチのCubaseのバージョンが古いから?

 いろいろやってみて、一つ分かったこと。
 私は今まで音楽にボーカルというものの重要性を考えたことなかったのね。
 それが、初音ミクを歌わせるためには、まずボーカル曲という構成を考え、メロディを考え、そして日本語の歌詞まで考えないといけない。
 以前に歌手志望の女の子と組んで活動しようとしたことはあったけど、歌詞は相手に任せてたし、結局は作ってくれなかったしで、今までボーカル曲には縁がないもんだったのに。

 初音ミクを本当の意味で「歌わせる」人は尊敬に値するけど、私にはそれ以前に「ボーカル曲を作れる」人も尊敬してしまいます。

 昨日のエントリで書いたUA-100。
 よく見たらASIO4ALLに使用可能として認識されてた。
 ならばと試してみると・・・こりゃすげー。
 音切れの限界までバッファを減らせばレイテンシー6msをたたき出すし、純正ドライバで音切れの限界な20ms程度にしてやるとこっちでは安定して鳴ってくれる。
 まあ純正以外のドライバを使ってオマケ機能が使えるのかどうかはまだテストしてないけど、音を出すという基本機能が安定してくれるだけでも本望ですわ。
 逆にASIO4ALLのデメリットは・・・純正よりわずかに音が曇ること・・・。
 ままなりませんなぁ。

 というわけでUA-100をUSBで繋いでみた。
 繋ぐだけなら簡単に・・・って程でもなく、そもそもUSBの形がプリンタで良くあるB型だったのでわざわざ百均で調達してきたり、98時代の機械なだけにXP用のドライバを捜すのに苦労したり・・・。
 メーカーの製品ページからリンクしてあるドライバが最新バージョンではないってのはどゆこと?
 つかVistaには対応しないってことなのね?

 とりあえず、foobar2000にASIOプラグインを入れてUA-100から出してみる。本当はいつも使うiTunesだったらいいんだけど、QuickTimeはASIOをサポートしてないので。
 ・・・なんじゃこりゃー!
 音がぶつぶつ途切れてめっちゃストレス!
 Reasonを立ち上げて適当にデモ曲を演奏させても当然同じ。
 IEなどでページを読み込んだ場合などHDDのシークが起こってCPU負荷がかかった際に切れるので、単純にバッファ不足なんだろう。
 仕方ないのでバッファ量をフルに取ってやったら解消した。まだちょっと怪しいけども。
 だけどASIOの利点ってのは低レイテンシーだってことに尽きるので、バッファ増やしてしまったら意味がない。Reasonで見たら100msくらいになってた。
 MIDIで繋いだキーボードでReasonのポリシンセを弾いてみたら、遅延が酷くて弾けたもんじゃない。
 このくらいのレイテンシーだと、WDMとそう大差ないじゃん。

 んでASIOを調べてる時にこんなもの見つけた。
 ASIO4ALL
 オンボードや汎用USBオーディオを無理矢理ASIO対応にするドライバ。
 なぜかDTMとは関係のない人たちが大プッシュしてるのだけど、どうやらこれはWDMと違いカーネル部分を通らないので音質劣化が起こらないのだそうな。
 まあ古いハイデフ以前のオンボードならそうなんだろうけど、私が使ってるXmodのようなUSBオーディオとあまり変わらないよ?
 上でも書いたけど、ASIOを使う利点ってのは低レイテンシーに尽きます。
 WDMでは100ms以上あるレイテンシーが、ASIOでは20ms以下にまで抑えられるの。バッファ量によるけど。
 逆にOSの一部であるWDMと比べてCPU使用率やメモリを余計に食うので、古いオンボードの人やリアルタイム演奏で低レイテンシーが必要な人以外には利点が少ないんじゃないかと。
 そもそもiTunesやWMPはASIOに対応してないので、カジュアルに音楽を聴きたい人のための物でもないやね。

 自分には低レイテンシーが必要なので、早速入れてみた。・・・XmodがASIO化しました。
 ただ・・・XmodがWDMで使用されてるとASIO4ALLから手を出せなくなるらしく、foobar2000からASIOで出力出来なくなる。
 ということは、iTunesで音楽を掛けながらそれに合わせてソフトシンセを演奏ってことが出来ない。
 ダメジャン。
 まあそんな使用方法は遊びでしかないので、同じ事やる方法はいくらでもあるけどさ。

 ・・・こりゃ無駄な買い物したかなと思いながら色々とやってみた結果、OSや主要な音の出るソフトは全部Xmodに回してしまって、音楽制作のソフトのみUA-100のASIOに割り当てるとかなりマシになるみたい。
 デフォルトのバッファ量でも音切れが改善され、それでもレイテンシーが23msあるのでもう少し減らして17msにしたり。
 シンセサイザーを聴感上自然に演奏できるには6msが目安と聞いた記憶があるけど、それは専用機じゃないと無理っぽいね。

 ま、所詮はMIDIポートのために買ったもんだから音なんてどうでもいいや。

 どうしてもPCにMIDI機器を繋げなくてはならなくなったので、どうやってMIDIポートを確保したもんかと思案してみた。
 そもそも今の世の中、PCにMIDI機器を繋ぐのにMIDIを使わないという名前に偽りありな状況なのさ。
 まあぶっちゃけUSBがとって変わってるからなんだけども。

 MIDI to USBのコンバータってのも普通に売ってるけど、たったそれだけのものに3000円以上出すのはなんか悔しい。
 どっかに中古で安く売ってないもんかとハードオフに入ってみたら、面白いものを見つけた。
 UA-100 (リンクはUA-100Gだけど中身は同じ)
 オーディオとMIDIをUSBでPCに繋ぐもの。
 定価が5万円弱のものが5000円で売ってたなり。
 オーディオ部分は16bit/44.1khzという、今となっては一世代も二世代も前の仕様だけども、音楽制作ではなくCDを聴く程度ならそれ以上の解像度はないので必要充分なスペック。
 MIDI in/outがそれぞれ2系統付いてるので、コンバータケーブルを2つ買うよりはお得。
 それにギター/マイク入力やエフェクト等が妙に充実していて、なんとなく面白そう。ボコーダーまで付いてるし。

 早速買って帰ったんだけど、妙に忙しくて今まで触りもしなかったので、一回エントリ分けます。
 今からすぐに続きを書くので、チャンネルはそのまま!

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