Miki's mental world Blog edition

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2007年05月

 とまぁ、4年ぶりで売れるのは確実なLinkin Parkの新譜なわけですが。

 ・・・ぶっちゃけていいですか?
 はっきり言って駄作です。
 いや作品自体は結構良いんだよ。
 ラップは減ったけど、無駄な贅肉をそぎ落としてLinkinらしさという骨格を際だたせた感じ。
 これまでのスタイルをぶち壊し、Linkin Parkとしての新しいスタイルを模索した実験作だと思う。
 聴けば聴くほどに彼らが何をやりたいのかがわかってきて、噛めば噛むほどに味が出るスルメのようなアルバムだね。

 ただ、問題なのはそれが完成していないということ。
 新しい方向を模索するのもいい。実験を繰り返して変化を求めるのもいい。それはバンドにとって大切なことだから。
 しかし、プロのエンターテイナーならば、作品を創り上げる前にそれらを終了させていなくてはならない。
 Linkinの新しいスタイルという一つの形を完成させないウチは、アルバムという作品を完全なものには出来ない。
 つまり今回のアルバムは、開発途中のベータ版、いやアルファ版の段階なわけですよ。
 ライブ重視のバンドだから、曲という作品はライブで完成させればいいと思っているのかも知れないけど、ライブに行ける人数とアルバムを買う人数ではどちらが多いだろうか。

 ファンがバンドに何を求めているかがわかっていないんだろうなぁ・・・。
 今までのファンは今までのLinkinを聴いてて、今までのLinkinか、せいぜいその進化形を期待しているわけ。
 スタイルを変えるなら変えるでも構わないけど、その今までのファンを納得させるクォリティを見せつけて欲しい。
 旧態を切り捨てるのならば、今までのスタイル以上に魅力のあるパワーを持ったバンドになって欲しい。
 今回のアルバムは、今までのファンを納得させる程のものではないし、新しいファンを取り込む程のパワーもない。
 全く新しいスタイルに行くということは、新人バンドと同じスタートラインに立つということなのだけど、これくらいのクォリティの新人バンドは腐るほどいるから。

 もうね、今はもうLinkinよりこっち聴いてるわけですよ。
ブラック・レイン / Ozzy Osbourne
 こっちは6年ぶりのオリジナルアルバム。
 さすが帝王様は違いますな。ファンがOzzyに何を求めているかを熟知していらっしゃる。
 私が初めてメタルを聴いたのはOzzyからなのだけど、その当時から好きだったOzzyもちょっとずつ進化してきてはいる。
 でも今回の新譜では、その進化の過程でも貫き通してきたOzzyらしさを一塊にし、更に現代的な味付けをしているにも関わらずそれが無理なくOzzyの色として取り込まれていて、無駄な要素は一切無い。
 誰もが一聴しただけで「ああこれこそOzzyだ」と納得する出来なのだけど、かといって決してマンネリのつまらない作品ではない。
 帝王様バンザイなオールドファンである自分には、安心して楽しめるこのアルバムはかなりの良作に思うのだけど、初めてOzzyに触れるようなティーンにはこのアルバムはどう映るのか感想を聞いてみたいよね。

 前回のエントリは、超久しぶりに携帯から送ってみたわけですが。
 つか携帯メール用のエントリ受け付けメルアドが、1年以上前から全然変更なく使えたことにびっくり。

 んで何を意気込んでいたかというと、まあこれなわけですよ。
ミニッツ・トゥ・ミッドナイト / Linkin Park

 とりあえず現時点で自分が一番好きなバンド・・・なのだけど、4年ぶりのオリジナルアルバム発売日だというのに手に入れてません。
 今回の日本版には、ボーナストラックは前アルバム曲のライブ音源を一曲だけというショボさ。
 前回の色の違うDVD付き初回限定版が同時発売ってのに比べると、なんという手抜き。
 これは来日記念でDVD付き完璧版とか出す気満々って感じですな。
 それに比べて輸入盤だとDVD付き初回限定版がちゃんと用意してあるの。
 もう輸入盤のこれ買うしかないでしょ。日本版は完璧版が出てからDVDの内容次第で買うかどうか考えればいい。

 ところが!
 発売日直前になって延期未定とのメールが来やがった。
 どうやらメディアに不具合が確認されたとの噂。
 でも本国ではちゃんと発売日に出て、しかも不具合が出たとの報告もないことから、日本でのみの対応ってことなんだろう。
 日本のみの特殊な事情が絡むということは、まず考えられるのは映像方式や国コードの違い。
 でもアメリカ本国は日本と同じNTSCだし、全世界発売のオマケDVDにリージョンを設定するのはプレスを分けなければいけないので普通はやらないけど、もし設定したとしても、そんなのは輸入盤を買う場合には覚悟済みだ。
 次に考えられるのは、DVDの内容に日本の法律に触れるような不適切な映像が入っていた場合。
 でも、もしそうだとしたら、この場合は発売延期ではなく発売中止になるはず。発売ターゲットにない日本のためだけに特別編集するのもおかしな話だし。
 また後のメールで24日に出荷予定との通知があり、もし不適切な映像が原因ならば、再編集して再プレス再パッケージするのに10日で出来るだろうか。
 最後に考えられるのは、これが一番わかりやすくて一番ありそうで、一番信じたくない可能性。
「日本のプロモーターがストップをかけた」
 オマケDVDもなくボーナストラックも弱いくせに対訳が付いてるだけでボッタクリな日本版なんて、誰も買わんでしょ。
 そこで輸入DVD付き限定版を10日ほど発売を遅らせれば、4年も待たされて一刻も早く聴きたくて我慢できないファンは通常版を買わざるを得ない。
 その際に輸入盤は後で手に入るのだから、せっかくだから日本版を買おうと判断する人間も多いだろうしね。
 輸入の限定版を予約するようなマニアはそれくらい普通に考えるさ。

 私はそれ以上のマニアなんで、今回のアルバムをバージョン違いで揃えようなんて気は更々ありません。
 というわけで次回のエントリはちょっとネガティブなレビューにいきたいと思います。
 プロモーターさんには悪いけど、今の世の中、CDを発売日前に聴くことはそんなに難しいことじゃないのですよ。

Disturbedのシャウトはカナにしにくい。
無理にやったらこうなるしなあ…。

意気込んで帰ってきたら光が繋がらなかった日に。

 iTunes7からOutlookの予定表がiPodに同期されなくなったわけですが。
 何度かマイナーアップデートを重ねてるのに、何故か一向に改善される気配はありません。

 別に元々Outlookでは予定の管理をしていなかったのだけど、せっかくiPodに同期できるのだからと、そのためだけに使い始めたのね。
 だからiTunes7で同期されなくなっても以前の環境に戻っただけで、それ程困ったことではない・・・はずだったのに、Outlookを使っていた1年間分のスケジュールを消してしまうのはちょっと困ったことになるんだよなぁ。
 まあ、それは携帯の方に入れて解決。

 無くしてみて改めてわかる、iPodの多機能っぷり。
 音楽を聴いて動画を見るだけではなく、個人情報まで持ち運べる物だったんだよね。
 とりあえず存在するのに使えない機能が有るってのは気持ち悪いので、せめてカレンダーに旗日だけでも表示できないもんかと、iCalender形式で提供されてる日本の祝祭日を探し回ってみた。
 一応、Appleからとかあるにはあるんだけど・・・古い。
 今年から祝日が微妙に変わってるんだけど、それに対応した更新がなされてないの。
 しょうがない。無いなら作る。Do It Yourself!

 というわけで出来たもの。
Yahoo!ブリーフケース内の「iPod用」の中にあるJapanese_Holidays_for_iPod.zip

 ネットで出回ってるものを勝手に修正したものなので、なんか色々なことにツッコミ無しでお願いします。
 間違ってる項目があったら、自分で修正して使ってください。そして私にもそれ下さい。

 使い方がわからない人は使わないと思うけど、一応簡単な使い方を。
 ダウンロードしたZIPファイルの中身(.icsファイル)を、iPodのCalendarsフォルダに入れるだけ。
 もちろんiPodの設定は「ディスクとして使用する」にチェックを入れること。

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